ナイキ初期の名作「コルテッツ」が、45周年で初のキャンバス素材モデルになりました!

  • 文:高橋一史

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「CLANE × Cortes ID」¥14,640。サイズ展開は23.5〜27.5cm(メンズ、レディス)。

スポーツスニーカーは日進月歩の進化を続け、見るからに高機能で未来的なハイテクモデルを街中でよく見かけるようになりました。その一方で、懐かしのローテクモデルの人気も続いています。ハイテクとローテクを行動範囲や服装によって履き分けるのが、現代のハイセンスな着こなしといえます。70〜80年代に誕生したローテクスニーカーは、現代でもタウンユースには十分な履き心地があるもの。様々な服装に合わせやすいのも古いモデルの良さです。

メーカー各社を代表する歴史的なローテクスニーカーを一例に挙げると、アディダスなら「スタンスミス」、プーマは「スウェード」、そしてナイキは「コルテッツ」。この3者のうちコルテッツだけが陸上競技用であり、長時間歩くのにも適しています。72年の発売時に最先端だった3層構造のソールはクッション性が高く、ナイロンのアッパーは軽量さと丈夫さを兼ね備えていました。当時はレザーのアッパーもあり、いまでも、「コルテッツといえばナイロンかレザー」、と考える人も多いでしょう。

このたび、日本の新進ファッションブランド、「クラネ(CLANE)」が、コルテッツの誕生45周年を記念してコラボモデル、「CLANE × Cortes ID」をリリースしました。コルテッツ史上初となる、アッパーにキャンバスを採用したモデルです。ベースの型やディテールは誕生初期のものではなく、75年に変更されてから現在に至る基本形が使われています。色バリエーションは、ホワイトとブラックの2タイプ。ミニマルで都会的な仕上がりです。

キャンバスアッパーで独特なレトロ感が加わったこのモデルは、履き込んだあとのエイジングも楽しみな一足。購入できる場所も少ない限定品ですが、レアで愛着の沸くスニーカーをお探しの人はチェックしてはいかがですか?

ミッドソールの白がアクセントになった、ブラック。

ストイックに単色で統一された、ホワイト。

アンクルパッドには、45周年の数字が。

発売店舗
「CLANE OMOTESANDO」、「CLANE SHINJUKU」、「CLANE ONLINE STORE」
※メンズの取扱いはオンラインと表参道店のみ

問い合わせ先/クラネデザイン
TEL:03-5464-2191
clane-design.com