チノパンなのにディテールはジーンズ! 米国パンツブランド「グロウン&ソーン」の特別ショップが銀座と渋谷の「シップス」内に誕生。

  • 撮影・文:高橋一史

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「グロウン&ソーン」デザイナーのロブ・マグネス。

自らデザインしたパンツに囲まれ満足げなのは、アメリカ人ファッションデザイナーのロブ・マグネス(Rob Magness)。彼のブランド「グロウン&ソーン(grown&sewn)」がずらりと揃う特別なショップが、「シップス 渋谷店」、「シップス 銀座店」の中に誕生しました。オープンを記念して来日したロブとともに、パンツに特化したこのブランドに込められたアイディアの数々を見て行きましょう。

最大の個性は「ジーンズのディテールをもつチノパン」であること。主たる特徴はヒップポケットにあります。チノパンらしい内袋タイプながら、ジーンズのパッチポケットのようなステッチワークが施されています。

「ブランドコンセプトは、チノパンとジーンズの融合です。ここにオリジナリティがあります。上質な素材を用いたプレミアムなチノパンなのですが、ジーンズと同じように気軽に穿くことができます。グロウン&ソーンは、デイリーに愛用できる究極のオールマイティなパンツなのです」

そう語るロブは、「ラルフ・ローレン」でデザイン部門のシニアディレクターを務めた経験もある人物。理想のパンツを求めて2010年に自身のブランド、「グロウン&ソーン」を立ち上げました。ニューヨークのトライベッカに直営店を構え、世界中から訪れる客を魅了しています。
「デザインのインスピレーションは、アメリカン・ヘリテージ。商品の製造もアメリカ国内で行なっています。上質な製品をつくるには、密なコミュニケーションが取れる環境が欠かせません」

(次ページに続く)

「シップス 渋谷店」内のショップ・イン・ショップ。

パンツ以外にシャツ(¥28,080)なども展開。

ヒップポケットのデザインやステッチワーク、レザーパッチはジーンズをイメージしたもの。パンツ ¥23,760

上のパンツのフロントボタンは、クラシックジーンズのようなドーナツボタン仕様。

ハンドペイントのアートピースも。

「シップス」向けの特別モデルも登場。

「グロウン&ソーン」のパンツの主流となるモデルは、すっきりとしたシルエットの「インディペンデント スリムテーパード」。ただし股上はやや深く、腰周りにもゆとりがあるため、細身の人でなくても穿けるレンジの広いカタチです。ヒップから下はすっきりと落ち、パンツ専業ブランドならではの仕立ての良さが感じられます。ロブいわく、
「ニューヨークでは18歳からお年寄りまで、幅広い人に穿いていただいています。多様性がある製品であることを、デザインする際にも心がけています」

色バリエーションも豊富なうえ、ファティーグパンツ、ショートパンツなども揃うラインアップの中で、ロブが特に思い入れがある一本があります。それが「インディペンデント アルチザンチノ」です。
「友人のアーティストにカスタマイズしてもらったシップス限定の特別なモデルです。表面に独特な加工を施し、リペアしたように異素材のパッチワークも施しています」
チノパンなのにダメージドデニムのようなこのパンツは、アメリカン・ヘリテージの次なる挑戦を感じさせる意欲的なデザインといえるでしょう。

ショップ・イン・ショップのディスプレイは、ニューヨークの直営店から持ち運ばれたものが並び、「グロウン&ソーン」の世界観が凝縮された空間です。2017年2月からスタートし、恒久的な売り場として続く予定ですが、サイズや色が豊富に揃う早めのうちに足を運んでみることをお薦めします。

手作業で加工された「インディペンデント アルチザンチノ」¥59,400

アルチザンチノには異素材使いのパッチワークが。

シップス 渋谷店のウィンドディスプレイ。2017年春より、国内での新規取り扱いはシップスのみのエクスクルーシブ展開となります。

グロウン&ソーン ショップ・イン・ショップ
シップス 渋谷店 3F
住所:東京都渋谷区神南1-18-1 神南1丁目ビル
TEL:03-3496-0481

シップス 銀座店 B1F
住所:東京都中央区銀座3-4-15 菱進銀座ビル
TEL:03-3564-5547

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