ジョン ロブやベルルッティを経て、ピエール・コルテ氏が設立したシューズ・メゾン「コルテ」による数々の芸術的な靴が、12月3日(土)から7日(水)までの5日間だけ、東京・銀座に集結することになりました。
展示会場はヴァシュロン・コンスタンタン銀座ブティック。ヴァシュロン・コンスタンタンは260年以上にわたって時計をつくり続けてきたスイスでも最老舗の時計メゾンであり、フランス国立芸術工芸協会ともパートナーシップを結び、伝統的な職人技を駆使したメティエ・ダール(美術工芸)にも積極的に取り組んできました。
ピエール・コルテ氏も、日本の「人間国宝」に触発されて始まったフランス文化省認定の「メートル・ダール(芸術の匠)」を2008年に受賞。どちらも完璧な職人技を求める情熱などが共通していることから、2つのメゾンの出合いを記念したイベントがロンドンやパリなどで行われてきました。今回の展示「スリエ・ダール」では世界の隅々に散らばっていたアートシューズが集結。これまでにない展示会が開催されることになったのです。
素材となっているのも、靴では定番の革やコルク、木型でつかわれる木材はもちろん、シリコンやウレタン樹脂、エポキシ樹脂、粘土、アルミニウムなど異質なものを使用。メゾン コルテの職人が熟練した技術を駆使して、さまざまな要素からのインスピレーションを表現しています。新しい生命のゆりかごとなる巣を表現した靴や、手術台の上で処置されるローファーなど、靴とアートとの驚くべき融合が、感性を鋭く刺激するのではないでしょうか。(笠木恵司)
スリエ・ダール
ヴァシュロン・コンスタンタン銀座ブティック
東京都中央区銀座7-8-8
TEL:03-3569-1755
問い合わせ先/ヴァシュロン・コンスタンタン
TEL:0120-63-1755
www.vacheron-constantin.com/jp/home.html
メゾン コルテ
TEL:03-3400-5060
https://www.corthay.com/