今年で7回目を迎える『六本木アートナイト』。「生活の中でアートを」を謳い、夜通しで街ごとアートを感じるフェスティバルが、今年は芸術の秋の10月、3日間に延長されてやってきます。
今回のテーマは『六本木、アートのプレイグラウンド~回る、走る、やってみる。~』。
子どもの頃、公園や空き地に、街に、自分たちだけの空間を見つけ、時を忘れて駆け回った気持ちに還り、見て、聞いて、触れて、体感する、どこか懐かしさをともなった、新しい「リアル」を獲得する場を創りだします。
2016年のメインプログラムアーティストは、彫刻家の名和晃平。画素のPixelと細胞のCellを組み合わせた「PixCell」という独自の概念をさまざまな素材とテクノロジーで造形し、世界に活躍の場を広げている彼の新作は楽しみです。
メインプログラムのコンセプトは“六本木の「森」で迎える、文化の夜明け”。
3日間、六本木の街中で繰り広げられる70以上あるプログラムの数々は、世界から集まった現代アーティストたちのインスタレーション、パフォーマンス、音楽、演劇、舞踏から、サーカス、トークイベント、アートツアーに体操(!)まで。まさに「文化」を有形無形に表現する“アートのお祭り”は、わたしたちが参加することで、ワクワク、ドキドキのプレイグラウンドとして、街の新たな貌を浮かび上がらせるはずです。
エリアにある森美術館、国立新美術館、サントリー美術館や各ギャラリーも開館時間を延長したり、さまざまなプログラムを予定しています。ふらりと訪ねてハプニングを楽しむもよし、プログラムをチェックしてお目当てを体感するもよし。「回る、走る、やってみる。」―その新たな目撃者となり、参加者となり、発信者となるのは、あなたです!(坂本裕子)
「六本木アートナイト2016」
開催期間:10月21日(金)17時30分~10月23日(日)6時
開催時間:コアタイム① 10月21日(金)17時30分~24時
デイタイム10月22日(土)11時~17時30分
コアタイム② 10月22日(土)17時30分~10月23日(日)6時
※上記はパフォーマンスやワークショップ等イベントが集中する時間帯
※詳細は公式サイト、各美術館サイトでご確認ください
開催場所:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、
国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
料金:無料(ただし、一部のプログラムおよび美術館企画展は有料)