『猿の惑星』『ゴッドファーザー』『タクシードライバー』『E.T.』『スタンド・バイ・ミー』『トゥルー・ロマンス』『バッファロー'66』『ファイトクラブ』『プラダを着た悪魔』……。誰もが一度は観たことがある映画の名作を、ミニマルなイラストと核心的な台詞の抜粋＆解説で振り返る書籍、『みんなの映画100選』が面白いと評判です。

雑誌や広告を中心に活躍中のイラストレーター、長場雄が映画のワンシーンを描き、その映画に出てくる台詞を若手映画ライターの鍵和田啓介が選出・解説する、絵本のような構成の本書。ビジュアルブックのようにパラパラとページをめくるもよし、名台詞から展開される解説に共感（あるいは反感？）するもよし。楽しみ方はあなた次第の1冊です。

本書で紹介される映画は全部で100作品。「青春を謳歌したくなる映画」「現実から遠ざかれる映画」「スリルを味わえる映画」「家族に会いたくなる映画」「愛について考えさせられる映画」「笑って悩みを飛ばせる映画」の6ジャンルで編成され、さほど映画に詳しくなくとも、老若男女が楽しめる内容にまとめられています。

この本の発売を記念して、5月10日（火）には鍵和田啓介と俳優・柄本佑によるトークショーが開催されます。ゴールデンウィーク後半を「映画三昧」で過ごすのもいいですが、この本で「映画気分に浸る三昧」もいいのでは？（Pen編集部）