グラフィック「1_WALL」グランプリ! 絵とダンス、全身から放たれるAokidの作品を観に行こう。

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    グラフィック部門と写真部門に分かれ、2009年より年に2回開催されている『1_WALL』展。第12回グラフィック『1_WALL』でグランプリを獲得したAokidの個展が、1/19(火)からスタートしました。タイトルは、『ぼくは”偶然のダンス”の上映される街に住んでいる。』 

    タイトルにも示唆されているように、Aokidはドローイングだけでなくダンスという身体感覚を取り入れて作品を生み出すアーティスト。14歳の頃からブレイクダンスを始めたAokidは、絵や身体だけでなく音楽など、表現領域を越える創作を日々試みています。

    映画に衝動を感じた高校3年。その後、東京造形大学映画専攻へ入学し、絵、写真、文章などと、日常のなかで付き合ってきました。それらをまとめた作品を発表したり、パフォーマンスイベントを開催するなど活動を広げ、大学卒業後はダンスカンパニーにも参加しながら、昼は絵を描き、夜はダンスの練習、という生活を送っているそうです。

    「現実と想像が相対的にシンクロしたりズレたりしていってる。自分はそんな中をダンスしたりしてバランスを描いていく」というAokid。今回の初個展では、会場をダンスを踊る舞台空間に設定し、空想上の街を制作。新作のドローイングを中心としたインスタレーションを展開しています。また、展示までの構想や習作も展示。審査員を務めたグラフィックデザイナーの大原大次郎は、「青く輝く青春の風景は、捉え続けられるものではないことを痛いほど知っているからこそ、彼は全身を駆使して踊り、時に無心な線で、時にたどたどしい言葉で、必死にそれを補おうともがき続けている」と評しており、展示への期待が高まります。『1_WALL』グランプリ受賞後から1年、彼の初個展は、私たちをみずみずしい空気で包んでくれそうです。(Pen)編集部


    Aokid展「 ぼくは“偶然のダンス”の上映される街に住んでいる。」
    会期:2016年1月19日(火)~2月5日(金)
    開催時間:11時~19時
    開催場所:ガーディアン・ガーデン
    中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座丁目ビルB1F
    TEL03-5568-8818
    休館日:日曜 
    入場無料 
    http://rcc.recruit.co.jp/gg/exhibition/12gh_aokid/12gh_aokid.html

    ※ 1月30日 (土)はトークイベント開催のため、15時50分からイベント終了(17時30分予定)までの間、展示は見られません。