さまざまな斬り口で、日本の誇るクリエイティブをフランス語で伝えるライフスタイル誌『Pen PARIS』が創刊したのは、昨年12月1 日。フランスの新聞『フィガロ』や、日本通のフランス人に絶大な支持を得ているジャパニーズカルチャー満載のフリーペーパー『ZOOM JAPON』に同梱され、計4万部がパリの読者に届けられました。そして、シャンゼリゼ通りがクリスマス一色に染まる同月16〜19日の4日間、現地フランス・パリに誌面連動のポップアップストアが登場しました。場所は、日本好きが多く訪れるパリのオペラ座近くにあるパッサージュ・ショワズール内。パッサージュは、百貨店ができる以前に、高級商店街として賑わいを見せた、フランスらしいアーケード通りです。
会場で販売されたのは、誌面で紹介した6ブランドのアイテム。すべてメイド・イン・ジャパンで、日本ならではのモノづくりが光る商品です。愛媛県が誇る今治タオルの「今治浴巾」、兵庫県・丹波地方からは「丹波立杭焼」、岡山県倉敷市にあるデニムブランド「Johnbull」、福井県鯖江市でつくられる新しい眼鏡ブランド「isotope eyewear」、福岡県をベースに展開するレディースブランド「ichi Antiquites」、そして東京発のバッグブランド「AS2OV」。期間中には、『Pen PARIS』読者をはじめとした、約2000人の方々に来場いただきました。藍染めの風合いを特徴とする『ichi Antiquites』は、パリジェンヌたちに大好評。『今治浴巾』は、肌ざわりのよさに、思わずまとめ買いをする方も。『丹波立杭焼』は、なんと完売御礼となりました! いまフランスは、空前の日本ブームですが、まだまだ知られざる日本のいいモノを求めているようです。
日本のモノづくりが光るアイテムを販売。
創刊レセプションに、フランスの文化人たちが集まりました。
また、オープン前日の12月15日には、『Pen PARIS』の創刊レセプションも開催しました。足を運んでくださったのは、現地メディアや、アーティストのほか、多くのパリジャン、パリジェンヌ約150名。参加者へのサプライズは、フランスで初お目見えとなるサッポロ・エビスビール。さらに、名古屋の老舗和菓子屋『両口屋是清』と宮古島の『雪塩』のコラボによる、Pen PARISオリジナルどら焼きも振る舞われました。
遠くパリで再確認したのは、日本の地域ブランドが持つポテンシャルの高さ。そして、まだまだ伝えきれていない日本のクリエイションがあるということです。今後もPenは、『Pen PARIS』とともに、日本ならではの魅力を発信していきます。次号は2016年5月中旬の発刊を予定。ご期待ください!(Pen編集部)
『Pen PARIS』
発行:CCCメディアハウス
※現在非売品です。
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