今回で8回目を迎える総合芸術祭「MUSUBU SHIGA 空想 MUSEUM - 近江のかたちを明日につなぐ-」が現在開催中です。
成安造形大学 キャンパスが美術館とMUSUBU SHIGAの共催で実現した今イベントは、近江の文化・風土と、芸術の持つ創造精神を結びつけ、新たな可能性を探求する研究機関、成安造形大学 附属近江学研究所のコンテンツが一堂に公開されるボリューム満点の芸術祭。
「湖と、陸と、人々と。MUSUBU SHIGA」は、昨年から滋賀県ブランディングディレクターにさまざまなクリエイティブ活動を展開するgrafの代表 服部滋樹さんが就任した、デザイナーや専門家とともに魅力ある「ヒト・コト・モノ」を発見し結び合わせ、いままで培われてきた魅力を県外、世界へと発信しようというプロジェクトです。同プロジェクトの活動の様子が公開されるほか、近江八景の浮世絵をもとにしたデザイナー三重野龍さんのアートワーク や小幡人形の展示、滋賀県五箇荘生まれの写真家 川内倫子さんの作品まで、見応え充分の内容が揃います。
日曜日限定ですが、学内にあるカフェでは本展にちなんだ特別ランチメニューが登場。視覚からも味覚からも近江の魅力を存分に楽しめる仕組みが考えられています。
近江の姿を浮き彫りにしていこうという試みの集大成。地域に根ざした受け継がれるアートの姿を、ぜひ体感してみてください。(Pen編集部)
「MUSUBU SHIGA 空想 MUSEUM - 近江のかたちを明日につなぐ-」
開催期間:10月31日(土)~11月29日(日)
会場:成安造形大学【キャンパスが美術館】
滋賀県大津市仰木の里東4-3-1
開館時間:12時~18時
休館:11月28日(土)
TEL:077-574-2111
http://www.seian.ac.jp/gallery/