多くの現代美術家がスタジオを構え、作品制作を行う相模原市。今回で3回目の試みとなる「SUPER OPEN STUDIO」は、アーティスト主体で行われる、芸術を日常とする彼らの様子を実際に垣間見れるアートイベントです。23のスタジオが作品展示や制作過程などを特別公開。各スタジオでワークショップや交流会など、それぞれの特色を活かしたプログラムが催されます。どのスタジオもアーティストの日常が詰まった貴重な空間。公開日時が異なりますので、目指すスタジオがある場合はご注意ください。

同時にアートラボはしもと会場では、関連企画として「SOMETHINKS」を開催。ここでは、参加スタジオから5名のアーティストが企画を持ち寄り、複数の展覧会や公開制作を実施します。
そのなかのひとつ、TANA Studio 井出賢嗣氏企画による「立体会議2015（哀愁のセレナーデ）─心を立体にする」では「なんでその作品ができたのか?」について考察。ひとりの作家の決意のプロセスが作品になるとすれば、それは限りなく人間臭いものなんじゃないかという仮定をもとに、立体作品を展示、公開制作します。

そのほかにもトークイベントや鑑賞プログラム、シンポジウムなどアートと触れ合うイベントが多数開催。美術館やギャラリーとはまた違う、この場所にしかない“現場” を味わえることでしょう。ぜひこの週末に足を運んでみてください。（Pen編集部）