「ティファニー」の時計づくりを伝える貴重なアーカイブウォッチ展、銀座本店にて開催中!

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    ルーズベルト大統領が愛用していたティファニーの時計 。今年発売された新作、「ティファニー CT60」のインスピレーションソースにもなったものです。
    Photo: Courtesy of the Tiffany & Co. Archives

    おなじみNYの宝飾ブランド「ティファニー」の、時計づくりの伝統を紹介する貴重な展示が、いまティファニー銀座本店で行われています。


    ティファニーといえば、眩く輝くダイヤモンドや美しい銀製品を多くの人が思い浮かべるでしょうが、高級時計においてもやはり長い伝統をもっています。はじめて販売を手がけたのは、いまをさかのぼること168年。創業から間もない1847年のことでした。その後パテック・フィリップをパートナーとしてジュネーブに最先端設備を備えた自社工場を設立、以降、ヨーロッパで最高の技術を取り入れた時計を紹介し続けるとともに、お膝元のNYでは本店のファサードに掲げた大時計が街のランドマーク、そしてニューヨーカーたちの基準時となり、「ニューヨーク・ミニッツ」という概念をも定着させました。


    そんなティファニーのウォッチメイキングの伝統を紹介する今回の展示、最大の見どころは第32代アメリカ大統領、フランクリン・デラノ・ルーズベルトが愛用した腕時計です。風防やケースに刻まれたキズも、腕に馴染んだ革ストラップも、まさに大統領の腕に載せていたそのままの姿を保ち、銀座本店へと運ばれてきたのです。


    ほかにも1870年代に製造されたスプリットセコンドクロノグラフのポケットウォッチ、1889年のパリ万博に出展された、花を象ったラペルウォッチなど、女性用、男性用ともに貴重なアーカイブピースが並びます。展示はティファニー銀座本店3階のギャラリースペースで5月31日(日)まで。ぜひ、この機会をお見逃しなく! (Pen編集部)

    スプリットセコンド搭載のハンターケース型ポケットウォッチ (1872~79年製作) Photo:Courtesy of the Tiffany & Co. Archives

    1889年のパリ万国博覧会に展示されたラペルウォッチ  photo:Tiffany & Co. Archives

    ティファニー ウォッチアーカイブ展
    「メイキング オブ 『ニューヨーク ミニット』~ティファニー アーカイブに眠る至高のタイムピース」


    5月22日(金)~5月31日(日)
    会場:東京都中央区銀座2-7-17 ティファニー銀座本店3階ギャラリースペース
    開場時間:10時30分~19時30分(入場は19時まで) 
    ※22日、29日(金)は17時30分閉場
    会期中無休
    問い合わせ先/ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク TEL0120-488-712