エレクトロ・ミュージックのパイオニア、ジェフ・ミルズ。自ら来日し、天王洲の寺田倉庫にて一夜限りのエキシビションを行います。近年のジェフ・ミルズは、日本科学未来館館長で宇宙飛行士の毛利衛さんとコラボレートした音楽作品『Where Light Ends』を発表するほか、アート・ドキュメンタリー・フィルム『MAN FROM TOMORROW』の公開、世界各国でオーケストラと共演するなど、表現のさらなる幅を広げてきました。

今回のエキシビションでは、世界初公開のドラムマシーン「The Visitor」を発表。これは、1942年にロスで実際に起こったUFO目撃事件「バトル オブ ロスアンジェルス」にインスパイアされたもので、プロダクトデザイナーのスズキユウリさんが協力制作しています。50年代のフィルム・ノワールを基調にした会場で、このドラムマシーンを使用する際のミルズのスーツや音楽を用いたインスタレーションなど、5つの作品によって構成されるとのこと。本人自らの解説も予定されており、どのような夜になるのか、いまから楽しみ。ファンはもちろんですが、音楽好き、アート好きにはたまらない一夜になりそうです。（Pen編集部）