本が中心となる画期的なモール、「湘南T-SITE」に行ってみよう!

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    12月、藤沢市にオープンした湘南T-SITE。蔦屋書店を中心とした3棟の白い建物の外壁は、模様が蔦の葉。

    「本屋がつくる文化複合施設」湘南T-SITEが、さる12月中旬、神奈川県藤沢市にオープンしました。蔦屋書店と約30のショップがつながった新しいモールです。代官山 蔦屋書店のある代官山T-SITEは、開業から3年が経っていまではすっかり代官山の街の一部となりましたが、湘南のT-SITEも将来、そんな地位を獲得するに違いありません。今回はその概要を紹介します。


    湘南T-SITEは3棟の2階建の建築物から成り、その中心には「ライフスタイルを提案する書店」湘南 蔦屋書店があります。7つの生活ジャンル―旅行、デザイン・ビジネス、人文、料理、暮らし、スポーツ・アウトドア、キッズ(児童書)―の分野別にコーナーが分けられています。代官山T-SITEの倍という、幅8m、長さ120mの「マガジンストリート」には、平積みや開架の形式でおびただしい数の雑誌が陳列されており、圧巻。通路の幅も広く、ストレスなく雑誌探しに没頭できそうです。


    さらに書店以外にも物販の店舗が盛りだくさん。ライフスタイルショップのCLASKA Gallery&SHop "DO"や島根県・石見銀山に本店をもつgungendo、料理道具店の釜浅商店、「アッシュコンセプト」が携わったデザインプロダクトショップKONCENTやステーショナリーのTOUCH&FLOWなどから、電動アシスト自転車専門店motovelo、Apple製品を販売するショップ、ボーネルンドのコーナーまで、バラエティ豊かです。


    飲食店は代々木のスローフードイタリアンレストラン「LIFE」とコラボしたイタリアンレストラン・カフェのLIFE seaと地元の旬の食材を使ったカジュアルレストランTHANKS ON THE TABLEを中心に、ベーカリー&バールのmidi a midiやカフェのWIRED KITCHEN、スターバックスコーヒーなどと充実。


    建物は内部ではっきりとした仕切りがなく、書店以外でも関連本と合わせて商品を陳列していたりするので、本とモノの間を自由に行き来できる空間となっています。イベントをしたり、くつろいだりするためのスペース「湘南ラウンジ」もあり、椅子やソファは合わせて約300席が用意されているといいますから、ゆったりと本を読んで過ごすには最適の場所でしょう。週末にさまざまなセミナーが開催されるなど、コミュニケーションスペースとしての利用も期待されます。新しいアイデアや生活提案を探しに、ぜひ湘南T-SITEへ! (Pen編集部)

    湘南 蔦屋書店の店内。売り場を貫く「マガジンストリート」を核に、分野別の書籍が配置されている。1号館のマガジンストリート(カフェ横)では、2015年1月5日~2月上旬まで、Penの創刊当時からのバックナンバーの展示を開催(一部非売品)。

    湘南T-SITEはパナソニックの工場跡地を再開発して建てられた。設計は、代官山T-SITEやユニクロ銀座店を手がけたクライン ダイサム アーキテクツ。

    湘南T-SITE

    神奈川県藤沢市辻堂元町6-20-1
    TEL:0466-31-1515
    開館時間:8時~深夜0時
    年中無休
    ※店舗により営業時間が異なります
    http://real.tsite.jp/shonan/