旅する植物屋と気鋭の陶芸家が紡ぐ、「プラントとポットの物語」展を京都で開催。

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    グラフィックデザインはロサンゼルス在住のアートディレクター八木保氏。

    日本中を旅しながら個性的な「いい顔をしてる」植物を探し出す、植物屋「叢-Qusamura-」店主の小田康平と、隕石か溶岩を思わせる有機的な器を造り出す、ロサンゼルス在住の陶芸家・アダム・シルヴァーマン。完璧なる不完全に美を見出すふたりの「プラント(植物)」と「ポット(器)」が出合う展示会が、18日から京都で開催されます。この展覧会は今年4月、ロサンゼルスのギャラリーで開催し好評を博した「A Tale of Plant & Pot プラントとポットの物語」の巡回展第2弾であり、日本では初公開になります。

    会場となるのは、penでもご紹介したことのある唐紙屋「かみ添」をはじめとする京都市内の7つの店。山野草を植物を扱う花屋「みたて」、築90年を超える町家で営む手打ち蕎麦「かね井」、江戸時代後期に創業した老舗麩専門店「麩嘉」、祇園の古本屋「Books&Things」、江戸の享保に創業された京菓子屋「鍵善良房」の「CAFE by 鍵善良房」、明治8年創業の履物屋「ない藤」など、伝統や旧き手仕事を守りつつも革新を続ける、これぞ京都!な面々。シルヴァーマンと小田さんの作品が、京の伝統的な建築空間と有機的な化学反応を起こす希有な展覧会になること請け合いです。(Pen編集部)

    小田康平さんにより、個性的な多肉植物が「接ぎサボテン(接ぎ木)」され、ふたつの植物がハイブリッドになったひとつの新しい植物に。photo/小田康平

    東京や京都でも個展を開催し、日本でもファンが多い陶芸家アダム・シルヴァーマンの器。photo/小田康平

    「プラントとポットの物語」京都展 小田康平×アダム・シルヴァーマン
    10月18日(土)~10月31日(金) 

    開催場所は京都市内の7会場
    京都市北区紫野東藤ノ森町11-1(メイン会場:かみ添) 
    ほか、祇園ない藤、ZEN CAFE by 鍵善良房、book&things、麩嘉、蕎麦かね井、みたて
    TEL:075-495-8555
    開館時間:11時~18時
    休:月
    入館無料
    www.chariotsonfire.com/exhibition-locations