旭川が盛り上がる5日間! 国際家具デザインフェア旭川(IFDA)で、新しい家具と出会う。

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    国際家具デザインコンペティション旭川2014でゴールドリーフ賞を受賞した迎山直樹による「ST-chair」。会場ではプレゼンや試作品を見ることができる。

    日本の家具産地のひとつ、北海道・旭川。この地が他に比べてユニークな発信力をもつ理由は、1990年から3年ごとに開かれる「国際家具デザインフェア旭川(IFDA)」の存在にあるのかもしれません。9回目を迎える今年は6月18日(水)から22日(日)にかけて開催され、ますます充実の内容になっています。


    中心となるのは、木という素材の可能性を問う、恒例のデザインコンペティションです。今年は世界36カ国・地域からエントリーされた870点から入賞6点と入選20点が選ばれました。受賞作のプレゼンや試作品の展示などで、つくり手自らの声が聞けるのも魅力のひとつ。過去の入賞作はPenでも何度となく取り上げており、毎回注目しています。


    また、コンペの審査員でもあるデザイナーの深澤直人さんが、D&DEPERTMENT(期間限定でASAHIKAWAもオープン)のプロデュースなどで知られるナガオカケンメイさんとともに「都市とローカルのデザインの未来」というトークショーを開催。もちろん旭川、そして近郊の家具メーカーおよそ30社が新作や定番商品を発表し、Penのデザイン特集でも紹介した「君の椅子」プロジェクトの歴代作の展示や、生誕100 年をむかえるハンス・J・ウェグナー展、地元クラフトの作品展、昭和新宮殿の家具や室内装飾などを手がけた人間国宝・黒田辰秋の展覧会、そして織田憲嗣さんが収集されている唯一無二の家具コレクションも展示されるなど、街をあげて各所でイベントが開催されます。


    家具、デザイン好きにはたまらない5日間。人気の旭山動物園やラベンダーが咲き乱れる富良野や美瑛に足を伸ばすもよし、若きショップオーナーが次々と店を出店する東川町を散策するもよし、初夏の北海道・旭川へ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。(Pen編集部)

    2011年開催時のデザインコンペティション作品プレゼンテーション。

    2011年開催時のデザインコンペティション入賞入選作品展。

    国際家具デザインフェア旭川2014
    6/18(水)〜22(日)

    会場:旭川市および近郊の各所にて開催。詳細は下記ウェブサイトへ。
    http://www.ifda.jp