ポーラ美術館「モディリアーニを探して」展、伝説的画家のリアルな姿に迫る!

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    アメデオ・モディリアーニ 『髪をほどいた横たわる裸婦』 1917年 大阪新美術館建設準備室蔵

    20世紀初頭、芸術の最先端であるパリをめざして世界中から集まった、「エコール・ド・パリ(パリ派)」と呼ばれた若い芸術家たち。イタリア出身の画家アメデオ・モディリアーニもそのひとりでした。退廃的な生活を送り35歳で夭逝した伝説的な生涯は、映画「モンパルナスの灯」で、奇しくも同じ年齢で亡くなった2枚目俳優ジェラール・フィリップが熱演したことでも有名です。
    箱根のポーラ美術館ではモディリアーニの生誕130年を記念して、『モディリアーニを探して ―アヴァンギャルドから古典主義へ』が開催されています。モディリアーニが本格的に作家として活動した期間はわずか10年余り。本展では、彼が移り住んだパリの街区にそって4つのブロックに分けて、19点の油彩画、彫刻、素描作品を紹介し、彼に影響を与えたロートレックやセザンヌの絵画、同時代のピカソやエコール・ド・パリの画家たちの絵画・彫刻も合わせて展示しています。モディリアーニの芸術を同時代の芸術の流れのなかで捉えなおすことで、伝説の奥にみえてくる、リアルなモディリアーニ像へと迫ります。(Pen編集部)

    アメデオ・モディリアーニ 『ルニア・チェホフスカの肖像』 1917年 ポーラ美術館蔵

    アメデオ・モディリアーニ 『婦人像(C.D.夫人)』 1916年頃 ポーラ美術館蔵

    『モディリアーニを探して ―アヴァンギャルドから古典主義へ―』
    4月12日(土)~ 9月15日(月・祝)

    ポーラ美術館
    神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285 
    TEL:0460−84−2111
    開館時間:9時~17時(入館は16時30分まで)
    料金:一般¥1,800 大学・高校生¥1,300 小・中学生¥700(小・中学生は土曜日無料)
    会期中無休
    www.polamuseum.or.jp