山種美術館の「Kawaii 日本美術」展に、若冲の「樹花鳥獣図屏風」が出展されます!

    Share:

    伊藤若冲 『樹花鳥獣図屏風』。右隻(上)、左隻(下) ※展覧会後期(2月4日~3月2日)に展示

    広尾の山種美術館で開催中の『特別展 Kawaii(かわいい)日本美術』に、2月4日から伊藤若冲の『樹花鳥獣図屏風』(静岡県立美術館蔵)が展示されます。昨年の展覧会『若冲が来てくれました』で東北をまわったプライスコレクション(カリフォルニア)の『鳥獣花木図屏風』と非常によく似たこの作品は、「奇想の画家」若冲が画面全体に升目を描いて構成した細密な屏風絵。プライスコレクションを見た方も見られなかった方も、必見です。
    この展覧会『Kawaii日本美術』は、時代を超えて人々の心を捉えてきた「かわいさ」に注目。室町時代に猿を擬人化して描いた『藤袋草子絵巻』(サントリー美術館)から近代日本画で折紙で遊ぶあどけない少女の姿を描いた上村松園『折鶴』(山種美術館)、熊谷守一の洋画まで、子どもや犬や猫をはじめとする動物、鳥、虫などの生きものを対象とした作品を取り上げています。若冲の『樹花鳥獣図屏風』を東京で見られる絶好のチャンスでもあり、ぜひ足をお運びください。(Pen編集部)

    谷内六郎『にっぽんのわらべうた挿絵原画』のうち「ほ ほ ほたるこい」 1970年頃 厚紙・水彩 谷内達子氏所蔵 ©Michiko Taniuchi

    『特別展Kawaii(かわいい) 日本美術―若冲・栖鳳・松園から熊谷守一まで』

    1月3日(金)~3月2日(日)
    山種美術館
    東京都渋谷区広尾3-12-36
    TEL 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
    開館時間: 10時~17時(入館は閉館30分前まで)
    休館日:月
    料金:一般¥1200
    ※ 一部展示替えあり 前期:1/3~2/2、後期:2/4~3/2


    関連記事『「若冲」がふたたび日本にやってくる。早く福島に行かないと! 』。伊藤若冲の『鳥獣花木図屏風』(右隻)の画像があります。 http://www.pen-online.jp/news/art/jakuchus-here-price-collection/