新年1月2日から江戸東京博物館で始まる『大浮世絵展』。Penの浮世絵特集(351号)とともに楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
さて、江戸東京博物館に行ったら、もうひとつ、ぜひ見ていただきたい展示があります。それが同じ1月2日から常設展示室5階で始まる特集展示『東海道五拾三次―江戸の旅事情 お伊勢参りと物見遊山―』。
歌川広重の『東海道五拾三次』全55枚のうち、51枚がなんと一挙に公開されるのです。気になる残りの4枚は『大浮世絵展』に展示、つまり両方を見れば広重の『東海道五拾三次』をコンプリートできる、というわけです。
名所・名物に、花や風雪によって四季折々の情感をプラス。さらにスナップのような生き生きとした人物を絵の中に配したガイドブックは、旅のワクワク感がたっぷりで見るだけで気分も上がります。特集展示では広重が10歳の頃に描いたと伝わる幻の作品も公開。『大浮世絵展』は3月2日までですが、『東海道五拾三次』の特集展示は、2月2日まで。
江戸東京博物館へは、1月のうちにゆっくり時間をとって足を運ぶのがおススメです。(Pen編集部)