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『アメリカ撮影中の名取洋之助』(1937 年)
『報道写真とデザインの父 名取洋之助展』が、12月18~29日まで日本橋髙島屋で開催されます。
名取洋之助は、日本人カメラマンとして初めて、アメリカのグラフ誌『LIFE』(1936年創刊)と契約し、高い評価を得ました。また、グラフ誌『NIPPON』(1934年創刊)や戦後の『岩波写真文庫』(1950年創刊)にもプロデューサーとして関わり、優れた写真と清新なデザインを残しました。
名取は、日本を代表する写真家の木村伊兵衛や、日本のグラフィックデザイナーの草分け的存在の原弘や河野鷹思らと仕事を重ね、リアリズム写真の巨匠土門拳や日本のグラフィックデザイン界を代表する亀倉雄策、のちに漫画家となった岡部冬彦らを育てたことで、“報道写真とデザインの父”とも呼ばれています。
この展覧会では、名取が1930~60年代に日本や海外のグラフ誌のために撮影したベルリンオリンピックやアメリカ大陸、朝鮮半島、中国各地の写真など約150点と制作に携わったグラフ誌などの資料約100点を展示します。また、娘・名取美和が創設した、タイ北部チェンマイにあるHIV 母子感染孤児のための生活施設「バーンロムサイ」の活動紹介も同時開催(無料)しています。会期は年末までの11日間なので、お見逃しなく。(Pen編集部)
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『摩天楼から紙飛行機を飛ばす紳士 シカゴ』(アメリカ・1937 年、写真・名取洋之助)
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(上)『ベルリンオリンピック 棒高跳び決勝のトラックへ向かう大江季雄(左)と 西田修平(右)』(ドイツ・1936 年、写真・名取洋之助) 、(下左)『NIPPON』No.7(1937 年、写真・名取洋之助、デザイン・河野鷹思)、(下右)『NIPPON』1934年創刊号 (写真・渡辺義雄 デザイン・山名文夫)
『報道写真とデザインの父 名取洋之助展』
12月18日~12月29 日
日本橋髙島屋8 階催会場
TEL:03-3211-4111
開場時間:10時~20時、最終日29日(日)は18時まで
(入場は閉場30分前まで)
料金:一般¥800
同時開催 『名取美和とバーンロムサイ』
12月18日~12月29日
日本橋髙島屋8 階催会場
無料