フィレンツェ ピッティ宮所蔵のイタリア近代絵画展で、「もうひとつのルネサンス」を知る。

    Share:

    ジョヴァンニ・ファットーリ 『従姉妹アルシア』1861年頃 油彩、紙 ©Galleria d‘arte moderna di Palazzo Pitti

    ルネサンス芸術発祥の地、フィレンツェ。
    トスカーナ州の州都であるこの地が、19~20世紀に「もうひとつのルネサンス」ともいうべき重要な芸術活動の拠点となったことはあまり知られていません。

    西新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で11月10日まで開催中の展覧会『トスカーナと近代絵画 もうひとつのルネサンス』では、フィレンツェ ・ピッティ宮近代美術館が所蔵する絵画約70点を展示、特にフィレンツェとトスカーナに焦点を当てて、イタリア近代絵画の展開を日本で初めて系統的に紹介します。

    ジュゼッペ・ベッツォーリ、ジョヴァンニ・ファットーリ、ラファエッロ・セルネージといった画家に聞き覚えのある人は、おそらくほとんどいないと思いますが、「ルネサンス以降のイタリア絵画のことは全く分からない!」というアート愛好家にとって、近代イタリアのロマン主義絵画や「マッキアイオーリ(斑点派)」、その後の進展を知るには必見の展覧会です。 広大なピッティ宮でみるよりも、じっくりみられること間違いなし。知られざる名画に出合いに行きましょう! (Pen編集部)

    ジュゼッペ・ベッツォーリ 『自画像』1818年頃 油彩、カンヴァス ©Galleria d‘arte moderna di Palazzo Pitti

    ラファエッロ・セルネージ 『麦打ち場』1865年 油彩、カンヴァス ©Galleria d‘arte moderna di Palazzo Pitti

    フィレンツェ ピッティ宮近代美術館コレクション
    『トスカーナと近代絵画 もうひとつのルネサンス


    会場:損保ジャパン東郷青児美術館
    新宿区西新宿1-26-1損保ジャパン本社ビル42階
    会期: 9月7日~11月10日
    開館時間:10時~18時(火~木、土、日) 10時~20時(金) ※入館は閉館30分前まで
    休館日:月(ただし9/16、23、10/14、11/4は開館)
    料金:一般¥1,000