マセラティ兄弟が残した、6台の美しいスポーツカーに出合う。

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    名古屋にある自動車の博物館、アウト ガレリアルーチェで行われている『OSCAへと託した、マセラティ兄弟の見果てぬ夢』展。

    この展示は、マセラティブランドを創造した、マセラティ兄弟が戦後に立ち上げたO.S.C.A.の名車を展示したもの。
    ミッレ・ミリアやタルガ・フローリオといった公道レースで活躍したレーシングカーを中心に6台のクルマが展示されています。

    展示の目玉でもある1952年式のO.S.C.A. MT4 1100。シャーシナンバー1118番のこのクルマは1952年のミッレ・ミリアでクラス2位、そして翌53年にはクラス優勝をしたクルマそのもの。1100ccのエンジンから92馬力の出力を絞り出し、レーシングカーでありながら重量はわずか530kgと超軽量に仕上がっています。(Pen編集部)

    上はマセラティ初のロードモデル、マセラティA6 1500。ロードカーとしての実用性を考えたキャビンをもつボディはピニンファリーナのデザインです。

    1960年代に制作されたO.S.C.A. 1600GTも展示。ミラノのカロッツェリア、ザガートが制作したボディに1600ccのDOHCエンジンを搭載。ロングノーズショートデッキの現代的なスポーツカーです。マセラティは点火プラグやバッテリーなども制作していました。当時の資料やさまざまなパーツも展示されていて、イタリアの古きよきスポーツカー文化を感じることができます(Pen編集部)

    アウト ガレリア ルーチェ
    名古屋市名東区極楽1丁目-5番オリエンタルビル極楽NORTH 2F
    TEL:052-705-6789
    開館:12時~18時
    定休日:月、火
    ※『OSCAへと託した、マセラティ兄弟の見果てぬ夢』展は9/1まで。
    www.luce-nagoya.jp