フランス美術のベストヒットが来日!プーシキン美術館展へ。

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    ピエール=オーギュスト・ルノワール『ジャンヌ・サマリーの肖像』

    17世紀の古典主義、18世紀のロココ、19世紀の印象派……、フランス美術史のいわゆる“華”を語る上で、ロシアの二大ミュージアム、エルミタージュ美術館とプーシキン美術館のコレクションは欠かせません。

    女帝エカテリーナ2世を筆頭に、ロマノフ王朝の歴代皇帝や貴族、大富豪が集めたフランス絵画は名作揃いでフランス本国もうらやむほどです。
    そんな優れたコレクションを誇るモスクワのプーシキン美術館から、選りすぐりの絵画66点で、フランス美術の300年の流れをたどる展覧会が横浜美術館で開催中。
    プッサンが描く筋骨隆々の兵士、アングルの優雅な聖母、ブーシェのファンタジックな神話画、ゴッホの力強い肖像、そしてルノワールがとらえた、夢見るようなジャンヌ・サマリーの微笑!

    時代を代表する画家の名品によって一気にフランス美術を味わう、なんとも贅沢な構成です。

    実はこの展覧会は2011年に予定されていたのですが東日本大震災の影響を受けて中止。その後展覧会を待望する声を受け、日本側主催者とプーシキン美術館とで話し合いを重ね、開催が決まりました。

    待ちに待ったフランス絵画のベストヒット・コレクションの来日です。ぜひこの夏、チェックしてみてください!(Pen編集部)

    ニコラ・プッサン『アモリびとを打ち破るヨシュア』 1624-25年頃

    フィンセント・ファン・ゴッホ『医師レーの肖像』 1889年
    All photos ©The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow

    『プーシキン美術館展 フランス絵画300年』
    ~9月16日
    会場:横浜美術館
    住所:横浜市西区みなとみらい3-4-1
    TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
    開館時間:10時~18時(金は~20時、入館は閉館30分前まで)
    休館日:木(ただし8月1日、8月15日は開館)
    入場料:一般 ¥1,500
    http://pushkin2013.com