紙幣のポリマー化計画、第3弾の人物は…?

  • 文:宮田華子
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LONDONロンドン

紙幣のポリマー化計画、第3弾の人物は…?

文:宮田華子

約13.9×7.3㎝と旧札より小さくなりウィンドーという透明部分が増えた。目が不自由な人が識別できるよう隆起印刷も使われている。 photo: ©Bank of England

イングランド銀行が全紙幣のポリマー(プラスティック)化を発表したのは2013年。ポリマー紙幣の利点は耐久性に優れ、偽造しづらいこと。つるっとした手触りも好評で、16年に5ポンド、17年に10ポンドと順次新しい紙幣が登場している。そして去る2月20日から20ポンド紙幣の流通が始まった。
表面は他の紙幣同様にエリザベス女王の肖像だが、裏面は旧紙幣のアダム・スミスから変更され画家ターナーが選ばれた。テイト・ブリテン所蔵の自画像が右に、背景には代表作『トラファルガーの戦い』が描かれている。21年には50ポンド紙幣も新しくなる予定。発行から半年後には旧札が使えなくなるので早めに交換を!