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バリスタも驚くコーヒーメーカーって、本当にあるんですか?
食コンシェルジュ:磯野泰巧(やすのり)さん
前職は広告系のグラフィックデザイナー。昔から料理好き、家電好きで、「人に会う仕事がしたくて」蔦屋家電へ。「デザインだけでなく、使い勝手やメンテナンスのことなどをお客さまにちゃんとお伝えしたいです」
「コーヒーを淹れるにはさまざまな方法がありますが、いちばん手間がかからないのは、やはり電動のコーヒーメーカーでしょう。コーヒーメーカーにもいろいろありますが、手軽さだけでなく味やデザインにも、とことんこだわりたいという方にお薦めなのが、Wilfa(ウィルファ)の『Svart precision(スヴァート・プレシジョン)』です。ウィルファは北欧ノルウェーの家電ブランドで、コーヒー関連の製品であるスヴァートシリーズは、ノルウェー出身のバリスタ世界チャンピオンが監修していて、コーヒーをおいしく淹れるためのプロのノウハウが活かされています」
最適な抽出温度と抽出時間を正確に自動調節。
「このプレシジョンというコーヒーメーカーは、precision(正確さ)という名前の通り、コーヒーのおいしさを引き出すための理想的な条件を正確に保てるように設計されています。操作は簡単で、まず給水タンクに抽出したい量の水を入れて本体にセットします。給水タンクの目盛りには、水量とともにバリスタが推奨するそれに応じたコーヒーのグラム数が表示されていますので、その量に従って、フィルターをセットしたドリッパーに挽いたコーヒーを入れます。そしてドリッパーの抽出コントロールダイヤルを水の量に合わせた上で本体にセットしたら、後は電源を入れて抽出スタートボタンを押すだけ。数秒後に抽出が始まります」


「プレシジョンの本体は、特別なヒーティングシステムによって、お湯の温度をコーヒー抽出に最適とされる92~96℃に保ちつつ、プロがハンドドリップするようにじっくりお湯を注ぎます。ドリッパーは熱を逃がさない二重構造になっているので、抽出中も温度低下は最小限に抑えられるようになっています。そしてあらかじめセットしておいた抽出コントロールダイヤルによって、蒸らし時間を含めて最適な抽出時間になるように抽出速度が調節されるので、待っているだけで自動的に最高のコーヒーを淹れてくれるというわけです。また、給水タンクやドリッパー、コーヒーサーバーのフタなど、パーツはすべて取り外せるので、洗いやすく、お手入れが簡単なのも魅力です」

化学の実験器具を思わせるユニークな外観のウィルファ「スヴァート・プレシジョン」。北欧らしいスタイリッシュなデザインはインテリア性も高い。写真のアルミボディモデルと黒い樹脂モデルの2タイプがあり、アルミモデルの「WSP1-A」は¥64,800(2017年1月20日現在)

水とコーヒー豆の量さえ決めれば、後は自動的に最適な抽出温度と抽出時間に調節してくれる。コーヒーの質を最後まで保つため、コーヒーサーバーのフタには管が付いていて、抽出中もできるだけ空気に触れないようになっている。徹底的に正確性にこだわったつくりだ。

ウィルファのスヴァートシリーズには、コーヒーメーカー以外にもさまざまな製品がラインアップされている。左は17段階に粒度の設定ができる電動コーヒーミルの「Svart Nymalt(スヴァート・ニマルト)」¥21,600(2017年1月20日現在)。またプレシジョンのドリッパーは一般的なペーパーフィルターが使用できるが、専用のゴールドメッシュフィルターも用意されている。¥3,240(2017年1月20日現在)
コンシェルジュからの一言

食コンシェルジュ:磯野泰巧(やすのり)さん
●二子玉川 蔦屋家電 TEL:03-5491-8550 http://real.tsite.jp/futakotamagawa/