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「ライカ」から発売されたインスタントカメラ、どう使いこなすのがお洒落ですか?
カメラコンシェルジュ :黒澤真美さん
カメラを中心としたガジェット系の元ブロガー。商品のことを「この子」と呼んでしまうほどのカメラ偏愛家。「お客さまが写真とどう関わりたいかをお聞きして、目的を一緒に考えながらご案内することを心がけています」
「ライカは、言わずと知れた高級カメラのブランドですが、2016年の11月に発売された『ゾフォート』は、ライカ初のインスタントカメラです。インスタントカメラとは、富士フイルムの『チェキ』に代表される、撮影後に自動的に現像されるフィルムを用いるカメラ。撮ったその場でプリントされた写真を見られるのが魅力です。ゾフォートはチェキと同じインスタックスミニのフィルムを採用しており、チェキ用のフィルムを使うこともできますし、またゾフォート向けにつくられたライカブランドのフィルムも用意されています」
工夫次第で本格的なアート写真も撮れる。
「一般的なインスタントカメラの写真は、やわらかくふんわりした仕上がりになるのが特徴です。それが独特の味とも言えるのですが、ゾフォートはそうしたふんわりした写真も撮れる一方で、比較的エッジがピシッとした写真も撮ることができます。一般的なインスタントカメラは、撮影時には人物モード、風景モードといった撮影モードを選ぶことしかできません。ゾフォートには自動、パーティー&人物、スポーツ&アクション、接写などの撮影モードがあり、そのモードに従って露出時間や絞りなどが自動的に調整されるのですが、選択したモードに関係なく、焦点距離3mを基準に遠近で切り替えることが可能なのです。ほかにも、二重露光やバルブ(長時間露光)といった撮影モードも備えています。またボディ前面にはミラーが付いているのですが、このミラーを見ながらセルフィー(自撮り)モードで撮影すれば、ミラーに写っている通りにセルフポートレイトが撮れます。カジュアルな写真から、工夫次第で本格的なアート写真まで楽しめるんですよ」



ライカ「ゾフォート」は¥34,560(税込、2016年12月10日現在)。ライカのマークの左にあるのが自撮り用ミラー。フラッシュは任意でオンオフ可能。絞り/焦点距離はf12.7/60mm(35mmフィルム換算で34mm)、シャッタースピードは1/8~1/400秒。

ライカブランドのゾフォート用フィルムは、インスタント写真のノスタルジックな雰囲気に合わせたクリーム色のフレームを採用。カラーが¥1,404、モノクロは¥1,620(ともに10枚セット)。

シンプルでフラットなデザイン。ボタンに記されたフォントがライカMと同じなのはマニアには嬉しい点。自動、自撮り、パーティー&人物、スポーツ&アクション、バルブ、接写、セルフタイマー、二重露光といった多彩な撮影モードを搭載。
「またゾフォートは、スタイリッシュなボディデザインも大きな魅力。フラットかつスクエアなボディは、オレンジ、ホワイト、ミントの3色から選べます。いまのところ、男性にはオレンジ、女性にはミントのカラーが人気ですね。首にかけて下げているだけで、ファッションアイテムとしても機能しそうです。また他のインスタントカメラは専用のストラップしか使えないものがほとんど。しかしゾフォートはストラップホールが一般的なカメラのものと同じなので、どんなストラップにも付け替え可能。付属するライカ純正のストラップは黒のものですが、別売りでカラーストラップも用意されています。もちろん、好みの汎用ストラップをつけてもOKです」

好みのストラップに付け替えられるファッション性の高さもゾフォートの魅力。蔦屋家電では、ゾフォート発売を記念して、ゾフォート購入者には蔦屋家電限定カラーであるPLATINUM SILVERの「YOSEMITE CAMERA STRAP」を通常価格の半額で販売中。
コンシェルジュからの一言

カメラコンシェルジュ :黒澤真美さん
●二子玉川 蔦屋家電 TEL:03-5491-8550 http://real.tsite.jp/futakotamagawa/