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リシャール・ミル RM68-01 トゥールビヨン シリル・コンゴ
ムーブメントが色彩豊かなキャンバスになった! ストリート・アーティストとコラボした、史上初の「アートピース」
高級時計の世界には「アートピース」という表現があります。華麗な装飾技法やムーブメントの精緻な構造などを「美術工芸」=「メティエ・ダール」と評価した称号ともいえますが、リシャール・ミルではまったく文字通りの「アートピース」を発表しました。
トゥールビヨンを搭載したスケルトンのキャリバーを絵画のキャンバスとして、国際的に活躍しているストリート・アーティスト、シリル・コンゴが色彩豊かなペイントを施すという、時計史上では初の画期的な試みです。彼は1969年生まれのベトナム系フランス人で、街頭の壁などにスプレーで描く個性的なグラフィティ・アートで知られています。
これまで大規模でダイナミックに表現してきた現代アートを、腕時計という5㎝四方の小さな世界で再現するために、彼は塗料を一滴ずつ精密に吹き付けられる特殊なエアブラシによるテクニックを開発したそうです。満足できるレベルに達するまでに1年余りの歳月を必要としました。さらに、塗料の重さが各パーツの動きに影響を与えるため、「視覚効果を吟味しながら、ムーブメントのバランスを崩さないように、塗料を最小限に抑えなければなりませんでした」と彼は語っています。
リシャール・ミルの開発スタッフも、チタン製パーツに完璧に付着し、組み立てや分解時にも剥がれ落ちることがなく、鮮やかな色彩がいつまでも変質しない塗料を新開発しました。それによって、コンゴの美しい芸術作品に永続的な生命が与えられたといえるでしょう。
リシャール・ミルは2001年に設立された新しいブランドですが、最先端の新素材や技術を積極的に導入。価格も含めて何もかもがケタ違いの「エクストリーム・ウォッチ」を製作してきました。
このモデルも、伝統的な複雑機構では最高峰とされるトゥールビヨンを搭載。キャリバーの内部まで見られるスケルトンになっていますが、その奥に配置された小さなパーツにまでカラフルな色彩が施されているので、見るたびに異なった雰囲気や表情を発見できるのではないでしょうか。
シリル・コンゴの類い稀なグラフィティ・アートと、リシャール・ミルの高度な技術力がみごとに融合しており、これまでに見たことがない美しい「アートピース」に仕上がっています。世界限定30本ですが、彼自身が1本1本を丁寧に描き込んでいるため、それぞれが唯一無二の芸術品「ユニークピース」となっています。
ケース裏側にもシリル・コンゴによるグラフィティ・アートが施されており、腕時計の新しい世界観を拓いたといえるだろう。
問い合わせ先:リシャール ミル ジャパンTEL 03-5807-8162