筒状のヘッドが特徴的な、ダイソンの「Dyson Supersonic Ionic(ダイソン スーパーソニック イオニック)ヘアドライヤー」。2016年の登場以来アップデートを重ね、10月21日からは数量限定の新色モデルが登場した。自分が使うためのものとしてはもちろん、家族や親しい人へのギフトにも最適なこの製品の魅力について、建築家の谷尻誠さんに伺った。
個人住宅から商業施設まで、さらにインスタレーションやプロダクトデザインなど、建築をベースにさまざまな領域を横断して活動している谷尻誠さん。広島と東京を拠点に世界で活躍している谷尻さんは、長年ダイソン製品の愛用者だ。「プロダクトのデザイン、室内との親和性、性能に信頼感がありますね。僕の活動拠点が増えるたび、そこにダイソンの扇風機や掃除機も増えていく(笑)。そうして買い足していると、同じ製品でも年々改良が加えられていることがわかります。すでに実績のあるものでも、イノベーションが継続されているところに感心しますね」
札幌のホテルで見かけた、空間に合うデザインのドライヤー
いかなるプロジェクトにおいても、常に新しい価値観の提示を意欲的に行っている谷尻さん。彼が建物や空間をデザインする際に意識しているのは、その場所の特性や、その場所に対して人々がもっている記憶などだと言う。
「デザインの前に、そうした場所性を大事にしたい。そしてこれからつくる新しいものと、既成概念や記憶などとがどういう関係性をもつのかをいつも考えています」
たとえば6月に虎ノ門ヒルズにオープンした、東京中の名店26店舗が集結した「虎ノ門横丁」の空間デザインでは、単純に下町の横丁を再現するのではなく、虎ノ門という場に合わせて高級感のある新しい横丁の在り方を提示した。また渋谷・宮下公園跡地に8月にオープンした複合商業施設「MIYASHITA PARK」内のホテル「sequence MIYASHITA PARK」では、公園らしさを意識した上で、新しいパブリックスペースのカタチを提案している。
そんな谷尻さんが家電を選ぶ際に重視するのは、室内空間にいかにマッチするかということ。
「単体のデザインより、部屋との相性を考えています。服のコーディネーションに近い感覚ですね」
室内に合わないものがあると気になってしまうので、テレビをプロジェクターに置き換えるなどして、収納できるものはできるだけ片付けるようにしていると言う。
「とはいえ、生活しているとなかなか整理整頓できないから、家電もつい出しっぱなしになりがち。そのまま置きっぱなしにしていても気にならないものがあればいいのですが、そういうものは少ない。そんなことを言っていると、部屋の中からどんどん家電がなくなっていく(笑)」
その点、「Dyson Supersonic Ionic(ダイソン スーパーソニック イオニック)ヘアドライヤー」は、どんな空間にも合うデザインが気になっていたそうだ。
「家族で北海道へ旅行に行った時、札幌のホテルにこれが備えてあって、『すごくいいじゃん』って思ったんです」
一般的なドライヤーの形状とは大きく異なる「Dyson Supersonic Ionicヘアドライヤー」には、コンパクトなボディに同社が掃除機や扇風機などの開発で培った技術が惜しみなく投入されている。パワフルなモーターが吸い込んだ空気は、独自のAir Multiplier™(エアマルチプライアー)テクノロジーによって3倍に増幅されることで高圧・高速な風を生成し、髪表面の水分を素早く取り去ることができる。また温度センサーが毎秒20回風温を測定し、風の温度を一定に保つインテリジェント・ヒートコントロールを搭載。ドライヤーの過度な熱は髪内部の水分を急速に蒸発させてしまうため、髪の空洞化などのダメージにつながるおそれがあるが、これを防いで髪本来のツヤやなめらかさを守ってくれる。風温は4段階に調整できるうえ、付属のジェントルエアーリングを装着すれば、低温でも大量の風ですばやく乾かすことができるので、デリケートな髪質や頭皮の人でも安心して使うことができる。
新居祝いに家電を贈る、という新発想。
5歳になる息子さんと一緒にお風呂に入った後、ドライヤーで髪を乾かしてあげることが日課になっているという谷尻さん。
「妻がおそらく独身時代から持っているドライヤーを、『嫌だなぁ』と思いながら使っています(笑)。ドライヤーって、置き場所に困るんですよね。縦にして置いておくこともできないし、畳めるものもありますが、それはそれで幅を取る。洗面所の収納に微妙に収まらないのが気になっていました。しかしこのダイソンのドライヤーならシンプルなカタチなのですっきり収納できますね」
また、パワフルに風を送り出すことができる点も気に入ったそうだ。
「風量があって、手早く乾かせるのは時短になるし、それでいて髪を傷める心配が少ないところがいいですね」
現在、新しいスタイルの宿についての構想を進めている谷尻さんだが、そこにもこのドライヤーを置いてみたいと語る。
「10坪ぐらいの土地に、庭と露天風呂がついた1室のみの宿。人からの視線やディスタンスを気にせず過ごせるそんな宿を、あちこちの街につくりたい。このドライヤーはどんな空間にも合うので、アメニティとしてもピッタリ。部屋の雰囲気にマッチするカラーを選んで置きたいですね」
谷尻さんの好みの家電の色は黒なので、自分用に購入するならブラック/ニッケルのモデルだが、贈り物としては新色のシルバー/コッパーも気になる色だと言う。
「コッパー、つまり銅の色は、ここ数年建築業界でも見直されている色。新品であってもどこか懐かしさを感じさせてくれる、いい色だと思います」
「このドライヤーは、自宅やホテルに置くだけでなく、新居祝いなどにもピッタリですね」
そう語る谷尻さん。贈り物というものは、ありきたりではつまらないが、かといって奇をてらいすぎては相手に喜ばれない可能性があるので悩ましいところだ。
「ドライヤーって、そうそう壊れるものではないし、僕のようにいま使っているものに不満があっても、わざわざ買い換えるのは面倒だと思いがちなものだと思うんですよ。だからこそ、いいものを贈ってもらえたらとても嬉しいですよね」
新生活を始める人への応援や、いつも一緒にいる家族やパートナーへの感謝をこめて。デザイン性が高く、使い勝手もよい家電をプレゼントするという、新しい選択肢はいかがだろうか。