ジンズによる新たな取り組み「JINS Design Project」が始動しました。その第一弾として、世界的デザイナーのジャスパー・モリソンを迎え、同社を代表する機能性アイウエアの先駆け「ジンズ・スクリーン」のリデザインを実施。洗練さを極めた、新たなPCメガネの魅力に迫ります。

「眼鏡の定義を問い直し、眼鏡の本質からデザインする」ことをコンセプトとする「JINS Design Project」。眼鏡の可能性を追求し続けてきたジンズが、デザインの観点から新たな眼鏡の価値を創造しようとする意欲的な試みです。
まず取り組んだのは、〝機能性アイウエア〟という新たなジャンルを創出した「ジンズスクリーン」のリデザイン。そして、そのために招聘されたのが、プロダクトデザイン界にその名を刻む大御所、ジャスパー・モリソンです。
ジンズとジャスパーのコラボレーションにより、「ジンズ・スクリーン」はいかなる変貌を遂げたのでしょうか。生まれ変わった「ジンズ・スクリーン」について、そのすべてを紹介しましょう。
緻密な修正を積み重ねて完成した、〝普通の眼鏡〟とは?

ジンズが「JINS Design Project」を始動した理由。それは、Magnify Life(人々の人生を拡大し、豊かにする)というビジョンのもとアイウエアの「あたらしい、あたりまえ」をつくるという姿勢が、ブランドの根幹にあるからです。2009年発売の超軽量の「エアフレーム」に続き、この姿勢から生まれた「ジンズ・スクリーン」は、2011年の発売から現在まで、累計800万本を販売する人気商品になりました。これまで市場になかった「機能性アイウエア」というジャンルをつくり出し、以降も最大98%もの花粉をカットする花粉対策眼鏡など、さらなる機能性アイウエアを開発する礎となったのです。
その姿勢を具現化するのは、機能面に限りません。いまでは業界の〝あたりまえ〟となった、レンズの追加料金無料の「オールインワンプライス」もジンズが先駆けて導入した革新的な料金形態。既成概念を打ち破り、眼鏡の新たな価値を創造することを信念とするジンズにとって、ブランドを代表する「ジンズ・スクリーン」にリデザインを施すことは、前進を続けるために当然のことなのです。
今回「ジンズ・スクリーン」のリデザインを手がけたジャスパー・モリソンは、あらゆる製品のデザインを手がけてきた、プロダクトデザイン界屈指のビッグネーム。そのデザインは、シンプルで普遍的ながらも、洗練さと遊び心が表現された唯一無二の存在感を放ちます。そんな業界のオーソリティにとっても、眼鏡のデザインは初めての試み。ジャスパーも「眼鏡は単なる視力矯正器具ではなく、人の印象に影響を与える重要な要素。私にとっても大きなチャレンジだった」と振り返ります。
取り組みにあたり、ジャスパーが導き出したのは「ノーマル」というキーワード。ノーマルこそが普遍的なカタチであり、眼鏡のみならずあらゆるプロダクトの基盤となるもの。
「従来からある眼鏡のタイポロジーにもとづき現状のフレームを見直し、計算しつくした繊細な修正を施すことで、かつてないほど究極的に洗練された〝普通の眼鏡〟を目指した」と語ります。

究極的に洗練された、普通の眼鏡。それはつまり、性別や年齢に関わらず、そして、眼鏡を日常的にかけている人もそうでない人も、誰もがかけられる眼鏡であること。ジャスパーは「現在のトレンドを感じるなど、どこか強い印象を与えるものではなく、伝統的でありながら現代的に洗練された、誰もが気軽にリラックスしてかけられる眼鏡としてリデザインした」と、デザインの方向性を述べています。
普通の眼鏡とするために施されたのは、実に0.2mm単位による繊細なフレームの再設計でした。眼鏡レンズの形、玉型はボストンとウエリントン、オーバルを揃えますが、いずれもスタイルをことさら強調することなく、実にスマートな仕上がり。これまでトライすることのなかった玉型にも不安なくチャレンジできる、まさしく誰もが安心してかけられるデザインとなっています。
さらに、ノーズパッドにも変更が。日本人向けに比較的高めに設計されているものの、正面からは顔に干渉しないようデザイン。眼鏡をかけることによる印象の変化を最小限に留めるなど、特に普段は眼鏡をかけないユーザーにとっては嬉しい心遣いがなされています。

リデザインにあわせ機能性も向上しました。ブルーライトカット率25%のレンズはこれまでの青いギラつきを抑え、より自然な印象に。また、40%カットレンズもブルーライトのカット率を向上しつつ黄味色を抑え、さらに肌なじみのよい色合いへとリファインされています。しかも、フレーム素材には人気の超軽量モデル「エアフレーム」同様に、医療器具にも使用され、高い安全性を誇る「TR-90」を採用。モダンは耳裏のカーブに合わせてユーザーが自分で微調整が可能で、眼鏡をかけ慣れないユーザーでも、快適なかけ心地を約束してくれることでしょう。


洗練さを極め、年齢や性別、眼鏡ユーザーか否かを問わず、誰もが自然かつ安心してかけることができる。機能性アイウエア「ジンズ・スクリーン」の最進化系モデルは、シンプルでスマートな〝普通の眼鏡〟へと生まれ変わりました。その普遍的なデザインは、PCメガネの新たなスタンダードとなりうる、静かなるポテンシャルを秘めています。
シンプルだけど魅力的、〝スーパーノーマル〟なプロダクトたち。
ジャスパー・モリソンのデザインにおけるコンセプトは「スーパーノーマル」。その哲学は、インテリアであれカトラリーであれ、そして、今回の「ジンズ・スクリーン」にも共通して根底に流れ、シンプルにして普遍的な形で表現されています。ここではジャスパーが手がけた作品をいくつか紹介します。いずれも、使う人の気持ちを考えてつくられており、プロダクトデザインの真髄を感じとれるはずです。




新しい「ジンズ・スクリーン」は、カラーも豊富!
プロダクトデザイン界のトップランナー、ジャスパー・モリソンの手によってスマートなフォルムへと刷新された「ジンズ・スクリーン」のラインアップは、オーバル、ウエリントン、ボストンの3型に、キッズ1型を加えた計4型28モデル。カラーは、マットブラックやブラウンデミ、そして、ウエリントンのライトグレーなど、誰もが似合う落ち着いた色彩でありつつ、カラー選びも楽しめる多彩なバリエーションが揃っています。ブルーライトカット率25%、40%、そして子ども用のKIDSまで、用途と好みに合わせた一本を選んでみてください。
●問い合わせ先/ジンズ TEL:0120-588-418(10時~17時 土日祝を除く) www.jins.com