名店「バッハ」の豊かな味と技を、まるごと再現。

文:神原サリー

ツインバードの全自動コーヒーメーカーが掲げる“味わいのゴール”は、自家焙煎珈琲の老舗「カフェ・バッハ」の店主を務める田口護氏の技を再現することだった。コーヒー界のレジェンドといわれる田口氏いわく、日本を含めたアジア人たちはコクの中にも酸味がかすかに感じられる繊細な味わいを好むという。 そんなアジアの人々に向けたおいしいコーヒーを淹れるための基本は、「粒度を揃え、抽出温度を83度にする」こと。そこで地元・燕三条地域でつくられたステンレス刃を採用した独自設計の着脱式低速臼式ミルを開発。湯温の設定も83度と、苦みがたつ90度のふたつから選べるようにして、田口氏の教えを忠実に守った一台を完成さ...

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