新旧メディアをフル装備した、万能プレーヤー

世界的に見るとCDやSACDなどのディスクメディアは退潮傾向だが、日本ではまだまだ音楽聴取の主流メディアの地位にある。オーディオ・メーカーから、ハイエンドなCDプレーヤーがいまでも多くリリースされている。その最新がテクニクスの「SLーG700」だ。 私のようにオーディオ体験の歴史が長いと、「えっ? テクニクスがSACDなの?」と驚く。20年近く前、ポストCDフォーマットとして当時の松下電器が推すDVDーAUDIOと、ソニーが推すSACDが覇を競い、結局SACDが勝った。ハイエンドなユーザーはSACDが好きで、SACDは着実に新譜でもリリースされている。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団...

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