50s調ツートンのハートビートと、アールデコ系スケルトン

文:並木浩一 写真:宇田川 淳

フレデリック・コンスタントならではの魅力のひとつが、伝統的デザインの変幻自在な解釈だ。ジュネーブの高級ブランドとして名を馳せながら、実は1988年創業というスイスでは若手のブランド。歴史をリスペクトしつつ、新しいテイストで組み換えてみせる手腕は痛快だ。 そんなワークの成果が「クラシックインデックスオートマチックハートビート」。ツートンのカラーリングをお家芸の「ハートビート」に採用したシリーズに登場した新色は、日本限定だ。白とブラウンのバイカラーには、甦るミッドセンチュリーの流行が品よく薫る。円形に2色を重ねるブルズアイは、50年代の腕時計で大流行したデザインだ。インダストリアルの巨匠レ...

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