柑橘とハーブ薫るオムレツでヴァンナチュールが進む! 気取らず集えるワインバー

写真:尾鷲陽介 文:岡野孝次

“東京のブルックリン”とも呼ばれる清澄白河エリア。5月に開業した「ワインバーガゼボ」は、本家・ブルックリンの倉庫物件にも負けない天井高を誇る。採光窓も大きく、夏の午後に降り注ぐ光と風が心地いい。 提供するのはパテやリエットなどのシャルキュトリーに、オムレツやコンフィ、ステーキなどフランスの食卓でお馴染みの料理だ。季節で具材が変わるオムレツは、6月にはアボガドをトッピング。風味づけにバイマックルを混ぜ、最後にライムを絞ることで、爽やかな一品となる。「ヴァンナチュールが引き立つように、僕は基本、料理にソースを使いません。たとえば豚のローストも、塩とコショウだけで仕上げます」とオーナシェフ...

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