240年栽培され続ける貴重な甲州でつくった厚みのある1本が、山形県庄内から届きました。

日本の中で最もワインに仕込まれている量が多いブドウは、甲州ブドウです。「甲州」という名前のとおり、山梨県が原産なのですが、実は江戸時代、既に山形県や長野県でも栽培されていたことを示す記録が残っています。 例えば山形県庄内地方では、初めは庄内藩の城の中でこのブドウが栽培されていたようです。しかし、城内にブドウがなっていると「武道が下がる(ブドウがぶらさがっている)」ので好ましくないので城の外で育てるようにとのお達しがでたそうです。それがきっかけとなり、庄内地方西荒屋地区で甲州ブドウの栽培が始まったのです。まるで冗談のような話ですね。 こうして生まれた甲州ブドウ産地ですが、ここは甲州と...

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