いま注目の‟発酵ツーリズム”を体験、 47都道府県のディープな食文化が集う展覧会へ。

写真:尾鷲陽介 文:森 一起

デンマークの「ノーマ」や「カドー」など北欧のシェフあたりから火が点き、いま世界中で発酵食品がトレンドになっています。注目されている理由は、独特の味わいだけでなく、食事に取り入れることで健康寿命を長く保てる、旬の食材をうまく使い切ることができるなど、さまざまな利点があるから。味噌や醤油で育った私たちの国は、実は世界に名だたる発酵大国であり、各地で多種多様な発酵食品がつくられてきました。その驚くべき全貌を訪ねた壮大な旅のルポが、渋谷ヒカリエのd47 MUSEUMで開催中の『Fermentation Tourism Nippon 〜発酵から再発見する日本の旅〜』展です。発酵からひも解く日本の...

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