“器”まで食べられる!?  ふたりの職人が魅せる美スイーツ。

文:森本 徹

バルセロナが世界に誇った3つ星レストラン「エル・ブジ」。シェフを務めたフェラン・アドリアを支えたのが、弟でパティシエを担ったアルベルトだ。そんなアルベルトの下で経験を積み、星付きレストランのデザート担当をしてきたシメナ・パストールが、このたび自身の店「ラトリエ・バルセロナ」をオープン。開店に際し彼女がパートナーに選んだのは、バルセロナの名門料理学校ホフマンで20年以上もデザート学科の長を務めたエリック・オルトゥーニョだ。そんなふたりが生み出すケーキは、食材本来の姿を想起させたり、“器”まで食べられるような創造性に富んだ品ばかり。見た目にも美しいケーキに吸い寄せられた地元客で、賑わいが途...

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