伝説的フォークシンガー、高田渡のライブを収めたドキュメンタリー映画「まるでいつもの夜みたいに」にご注目ください。

文:赤坂英人

音楽ファン、また現代詩のファンにはたまらない映画が公開されます。伝説的フォークシンガーといわれた高田渡さん(1949-2005)。彼の死の直前、2005年3月27日の東京でのラストライブを記録したドキュメンタリー映画が公開されるのです。題名は『まるでいつもの夜みたいに』(監督・代島治彦)。 高田渡さんは、1949年岐阜県の生まれ。13歳でアメリカのフォークシンガーのウディ・ガスリーやピート・シガーに興味を持ち、1968年に「自衛隊に入ろう」を歌い鮮烈にデビュー。以後、独特の飄々とした雰囲気を漂わせながら、辛らつで鋭いメッセージを秘めたフォークソングを歌いました。そしていまなお、世代を...

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