マーティン・スコセッシが「遠藤周作」の原作を完全映画化した、『沈黙-サイレンス-』がいよいよ公開!

遠藤周作の『沈黙』をマーティン・スコセッシが映画化する。胸躍るプロジェクトが実際に動き出したというニュースを耳にしたのは、何年前だったでしょうか。イタリア移民の子としてニューヨークで生まれ育ち、マフィアか宣教師になりたかったというスコセッシが、原作と出合ってから28年もの月日をかけて完成させた映画が、ついに公開されます。 江戸幕府による激しいキリシタン弾圧が行われていた17世紀の長崎。日本で棄教したという高名な宣教師を追い、弟子のロドリゴとガルペが海を渡ってやって来るところから、苛烈な物語は幕を開けます。 信仰を捨てることは“転ぶ”と表現され、「転べ、転べ」とそれはもう...

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