ジャズ作曲家・挾間美帆、ポップミュージックにおける日本人初のグラミー賞受賞なるか。

文:中安亜都子

いよいよ2020年のグラミー賞が1月27日に発表となる。さまざまなアーティストのノミネーションが話題になる中で日本人として気になるのは、ジャズ作曲家の挾間美帆の最新作『ダンサー・イン・ノーホエア』が Best Large Jazz Ensemble(大規模ジャズ・アンサンブル)部門でノミネートされていることだ。これまでにも日本の音楽家がグラミー賞にノミネート、さらに受賞したことは少なくない。クラシックでは小澤征爾や内田光子が受賞している。しかし、ジャズやロックの受賞作は米国人他との共演作。もし彼女が受賞すれば、ポピュラー・ミュージックのジャンルで、かつ単独のオリジナル作として日本人初と...

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