創業280年の京都の老舗帯匠が、ベネツィアのガラスアーティストとコラボ! 美の競演をご覧あれ。

文:久保寺潤子

京都・室町に江戸時代から続く帯匠「誉田屋源兵衛(こんだやげんべえ)」。十代目を襲名した山口源兵衛は帯だけでなく、日本文化としての素材でもある紙布、大麻布なども制作しています。孔雀の羽を織り上げた帯や、螺鈿や宝石を施した帯、さらには糸や染めの素材づくりそのものから取り組んだ作品は、国内のみならず、世界のテキスタイル界でも評価が高く、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館でもパーマネントコレクションとして展示されています。 高い芸術性を誇る源兵衛の作品は、さまざまなアーティストとのコラボレーションでも話題を呼んできました。今回は、誉田屋280周年とIppodo New York開廊10...

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