幻想的な世界に導く、ロボハンズによるジャジー・インスト盤。

文:山澤健治

【Penが選んだ、今月の音楽】 ロンドンの若きマルチ奏者/作曲家、アンディ・バクスターによるソロ・プロジェクト第3弾。USウエストコーストのレイドバック感やアンビエントな音像が幻想的なトリップ・サウンドに溶け合う、クール&メロウなジャジー・インスト盤。2018年の第1弾から注目を集める才人だが、抑えめなビート感といい、浮遊感のある音響といい、ハイセンスな音のしつらえには脱帽だ。音の湿度が実に心地よい。 ヌジャベスの意志を継ぐ、鬼才ふたりのベストワークス集。 ポップ・ミュージック職人としてのセンスが凝縮された、カン・サノの新作。 オーガニックな感触に貫か...

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