ロック界のボスが7年ぶりに描いた、米国西部の雄大な風景。

文:山澤健治

新曲のみを収録した作品としては7年ぶりとなる、ロック界のボスの通算19作目。60年代から70年代の南カリフォルニアのポップ音楽の影響下で制作した、これまで以上にシンガー・ソングライター然としたボスに出合える作品。シネマティックなオーケストラ・アレンジを施した曲も多く、カントリー調の音像とあいまって米国西部の雄大な風景を描く滋味深い楽曲が続く。これぞ大人の嗜好品。 いまの音楽シーンを牽引する奇才、フライング・ロータスが5年ぶりに新作をリリース! マイク・ミルズの同名映画とリンク! ずっと聴いていたいザ・ナショナル最新作。 Penが選んだ、2019年6月の注目カルチャ...

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