ウディ・アレンの監督50作目は、ニューヨークへの愛があふれた物語。

半世紀近くにわたりコンスタントに映画を撮り続けてきた御歳84歳の大ベテラン、ウディ・アレン。通算50作目となる監督作は、生粋のニューヨーカーであり、これまでにもマンハッタンやブロードウェイを舞台に物語を紡いできた彼が、初めてタイトルにその名を冠するまでにニューヨークに対する愛が込められた一本だ。 古き良き文化を愛し、拝金主義の母を嫌悪するブルジョワ大学生のギャツビー(ティモシー・シャラメ)が、大学新聞の取材で有名映画監督にインタビューすることになったジャーナリスト志望の恋人アシュレー(エル・ファニング)に同行し、故郷・ニューヨークのこだわりの名所を案内しようと事細かに計画を立てるも、予...

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