封鎖されたマンハッタンで、嘘と真実が交錯するアクション大作『21ブリッジ』。

文:細谷美香

【Penが選んだ、今月の観るべき1本】 警察官が犠牲となった強盗事件の捜査を任された、ニューヨーク市警の刑事デイビス。マンハッタンの橋を封鎖して犯人を追い詰める作戦が実行されるが、やがて思わぬ真実が浮かび上がる。昨年この世を去った『ブラックパンサー』のチャドウィック・ボーズマンとタッグを組んだ製作陣は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のルッソ兄弟。嘘と真実が夜のニューヨークの光と闇の中で交錯する、クライム・アクションだ。 出版界で繰り広げられる、先読み不可能なミステリー『騙し絵の牙』 写真家・上田義彦が初監督作の映画『椿の庭』で描くのは、家に宿る人の記憶。 ...

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