政府の支援も受けて、リアル書店がブームに!

文:原口純子

2010年代初頭には相次ぐ閉店にあえいでいた北京のリアル書店が、いま復活に沸いている。文化の発信拠点として書店を支援したい政府の意向を受けて、商業施設のテナント賃料を大幅に優遇する政策がスタート。息を吹き返した格好だ。  なかでも「西西弗書店(シシフシュディエン)」の勢いが著しい。中国南西部の貴州省で始まったフランチャイズで急速に店舗を増やしており、今年中に全国で200店の展開を目指す。先月、約750㎡の売り場面積を誇る旗艦店をオープン。本だけでなく、コージーな雰囲気のカフェを併設していたり、デザイン性の高い雑貨を幅広く取り揃えていたりと、高感度な客層に刺さる店づくりで人気を博している。

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