上海と北欧、心温まる出会いを描いた映画『世界で一番 しあわせな食堂』。

文:細谷美香

【Penが選んだ、今月の観るべき1本】 かつての恩人を探して、上海からフィンランドへとやって来たシングルファーザーのチェン。フィンランド人女性シルカが営む食堂を手伝い始めると、彼の料理が大評判に。ふたりの距離も縮まるが、帰国の日が近づく。ミカ・カウリスマキ監督が母国を舞台に描く、異国のカルチャーが交錯する人間ドラマ。医食同源をモットーにした料理の数々が目にもおいしく、過去や違いを認めていく物語が心に温かな火を灯す。 そっくり過ぎ? 「歴代アメリカ大統領」の着こなしまでよくわかる6本の映画。 伝説の映画『クラッシュ』の4K無修正版公開に合わせて見たい、鬼才クロ...

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