働く人と環境を考えた出前「ファボ」が急成長。

文:机 宏典

ウーバーイーツをはじめとしたフード・デリバリーが市内で急増している。なかでも最近ストックホルムで営業を始めた「ファボ」の評判がいい。ファボは、繊維工業が盛んなボロース市で2017年に開業。スマホのアプリから簡単に注文でき、GPSによる位置情報を利用して配達してくれる。そんな使い勝手のよさに加え、独自のメニューを自社キッチンで調理し、従業員が届けるという仕組みが支持を得た。世界中で問題になっている不透明な雇用形態や安い労働賃金とは無縁で、配達には電気自動車を用いて環境にも配慮している。メニューは現在、ポキやハンバーガー、タコスなど17種を用意。今年中に国内に20のキッチンを増設する予定だ。

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