オトナが夢中にさせられる、東京都現代美術館の『あそびのじかん』。

文:はろるど

忙しい日々に追われ、「遊ぶ」機会をなかなか得られない現代の大人たち。 東京都現代美術館で開催中の『あそびのじかん』では、子どもだけでなくそうした大人もターゲットに、6組のアーティストが遊び心や好奇心を喚する参加型のインスタレーションを仕掛けます。 展示室の行く手に立ちはだかる、巨大な壁。開発好明はタンスを高さ8メートルまで積み上げたクライミングウォールを設置。1段目のタンスには実際に手足をかけて登ることも可能です。ここで軽く汗ばんだ後は、野村和弘の『笑う祭壇』にチャレンジ。小さな台座に乗るようにボタンを投げ入れるゲームのような作品ですが、思いのほか難しく、なんとか成功させようと躍起...

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