皆川明や田根剛、しりあがり寿らが古美術と共演! 国立新美術館『古典×現代2020』で、エキサイティングな日本のアートを見よ。

文:はろるど

江戸時代以前の伝統的な絵画や陶芸、刀剣は、いまも人々の心を惹きつけるとともに、第一線で活躍するクリエイターに多くのインスピレーションを与えてきた。そうした日本美術や古美術品とクリエイターらがコラボレーションを果たした夢のような展覧会が、国立新美術館で開催中の『古典×現代2020―時空を超える日本のアート』だ。 本展の魅力は、美術に限らず幅広いジャンルで活躍するクリエイターが参加していること。パリを拠点にする建築家の田根剛は、滋賀・西明寺の『日光菩薩立像』と『月光菩薩立像』(ともに鎌倉時代)に「光と祈り」をテーマとしたインスタレーションを展開。暗闇から光を受けて浮かび上がる仏像は、息を...

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