国内2つめの「エスパス ルイ・ヴィトン 大阪」にて、アメリカを代表するアーティストが共演。

文:小長谷奈都子

風をはらんだ帆をモチーフにしたファサードが一艘の巨大な船を思わせる、ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋。その5階にエスパス ルイ・ヴィトン大阪が誕生した。オープン記念の「Fragments of a landscape(ある風景の断片)」展では、アメリカを代表するアーティスト、画家ジョアン・ミッチェルと彫刻家カール・アンドレの作品を紹介。天井高約5mという広々した空間にふたりの作品が贅沢に並ぶ。 ジョアン・ミッチェルは、1950年代に活動をスタートさせ、第二次世界大戦後に抽象表現主義の旗手となった女性画家。自然を忠実に表現したいという想いと、ファン・ゴッホから影響を受けた主観的で激烈...

続きを読む