違和感をストックして、ユーモラスな会話劇に。

山田由梨、24歳。「日常にある違和感を拾うこと」から、彼女の頭の中で新たな物語が動き出す。街中を歩いている時、ニュースを見ている時、社会に対して覚える「何かがおかしい」という感覚。その違和感をなるべく身近な問題に置き換えてみる。そうすると、その問題について会話している人物が浮き出てくるのだという。 「小さな違和感をストックしているんです。たとえば、幸せって何かを考えた時に、やっぱり朝日とともに起きて夜寝ることかなと思いました。だとすると、24時間営業のコンビニで働く人はそれが叶わない。便利だから抜け出せないけれど、嫌な構造だなと」。そこから彼女が手がけた、一軒家を借り、そこで暮らしな...

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