気張らない撮影現場から、
愛されるCMを生み出す。

KDDIのau「三太郎」や家庭教師のトライ、日野自動車などを手がける、おそらくいま日本一忙しいCMディレクター、浜崎慎治。CMディレクターとは、プランナーが考えた企画に磨きをかけながら、映像を撮って仕上げる、映画でいえば監督だ。 大学4年の時、サントリーBOSSのCMを見て衝撃を受け、業界入り。26歳で大手制作会社の企画演出部に入ったが、実績のない新人監督に仕事は来なかった。そこで、実家の醤油店のCMを自主制作する。 「賞を獲って、人を振り返らせたいと思いました。でも自腹ですから、お金をかけずに撮りたい。テーブルの上だけで撮影できる企画を考えたんです」 活け造りの魚と醤油をコミカル...

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